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可愛いおじさんになりたい

百合が好きな若手リーマンの日記です。将来は可愛いおじさんになりたい。

人工知能が作る未来~30年後に待っている世界~

 
 先月半ばに行われた囲碁のトッププロとGoogleが作成したAI「AlphaGO(アルファ碁)」との対戦結果が世間を騒がせてましたね。(4勝1敗でAIの勝ち越し)
 そのニュースがあった翌週、人工知能関連の株価は軒並み上昇し(テクノスジャパンサイオステクノロジー・ALBERT・エヌアイデイなど)、ニュースやネット界隈でもちょっとした人工知能ブームが起こりました。
 
 たぶん人工知能という言葉自体は知ってるけれどなぜここまで騒ぎになってるかわからないという方が多いと思いますので、最新の人工知能に関する概要や今後の予想などについて書いていこうと思います。
 
 

目次

  • なぜ囲碁での勝利が凄いのか
  • ディープラーニング
  • シンギュラリティと2045年問題
  • 機械のユートピア

 

○なぜ囲碁での勝利が凄いのか

 1997年にはIBMが開発した「ディープブルー」が当時のチェスの世界チャンピオンに勝利し、2012年には当時の日本将棋連盟会長に「ボンクラーズ」が勝利するなどこれまでもボードゲームでAIが人間に勝利する出来事が度々話題になってました。

 

 近年のコンピューターの発達や上記の事実を加味しても、それでも囲碁でAIが人間に勝利するのは当分先の話だろうと言われてました。その理由は圧倒的な手数の多さにあります。

 将棋は盤面が9×9の81マス、囲碁は19×19の361マスです(囲碁では白黒の2色の石を扱うのに対して将棋は王を始め金銀など様々な駒を扱う事や一度取った駒を再び使う事が出来る事ので単純比較は出来ないのですが)。そのため囲碁では選択できる手数が圧倒的に多いため、スパコンでも計算が追いつかなかったのです。

 

 

○ディープラーニング

  なぜそれほどまでに不可能だと思われていた囲碁での勝利が可能になったのか。

 その答えはディープラーニング(深層学習)にあります。

 

 ディープラーニング - Wikipedia

 

 ディープラーニングとは一言でいうと「コンピューターが自分で特徴量を作り出す機械学習」です。多層構造のニューラルネットワークで構成されており人間の脳内のシナプスに似た構造をとってます。

 

 人工知能は処理能力は凄いけど「何を目的としてどんな風に処理をするのか」は今まで人間がコンピューターに指示していく必要がありました。その人間の指示(特徴量の設計)の良し悪しで人工知能の精度も決まってしまう面があったんですね。(Siriの様な音声対話システムの精度向上の影にはその手の職人達の並々ならぬ努力がありました)

 

 特徴量をコンピューター自ら作り出してしまうのがディープラーニングです。

 その素晴らしさは世界的な画像認識のコンペで毎回上位にいたチームを抑えて初参加のトロント大学が圧倒的な勝利(ディープラーニングを用いたトロント大学とそれ以下のチームでは10%以上の差がついてた)を飾ったことからもお分かりいただけるかと思います。

 
 昨今の第3次AIブームと言われてるこの盛り上がりにはこのディープラーニングの発明が背景にあるのは間違いありません。
 
 

○シンギュラリティと2045年問題

2045年問題という単語は聞いたことありますか?

多分2000年問題はみなさんご存知だと思うのですが、2045年にはコンピューターの時刻処理が起因のシステムトラブルなんかとは比較にならないくらいとんでもない事が起きると予想されてます。

 

人工知能が人類を超越する日」それが2045年に起こると言われてます。

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、詳しくは下記詳細なのですが、

技術的特異点 - Wikipedia

 

シンギュラリティが起きるとどうなるか、かいつまんで説明すると

 

人工知能が自分自身を改良出来る様になり、より良い人工知能が生み出される。

   ↓

PCの処理速度は半端じゃないのでみるみるうちに人工知能の性能が上がっていく。

(それこそ毎分毎秒単位で性能が向上していく)

   ↓

人工知能の発達に伴いあらゆるテクノロジーがこれまでの比じゃないレベルで急激に進歩する。

   ↓

現代の人類には予想すら出来ない世界に突入。

 

 

この技術的特異点が起きると予想されているのが2045年になるのです。

根拠はムーアの法則です。集積回路上のトランジスタ数が18か月ごとに倍になるというアレですね。   ムーアの法則 - Wikipedia

 

 まぁトランジスタ数がどれだけ増えようが完全なる人工知能を作るには様々な技術的問題を解決する必要があるのですが、その壁の一つをディープラーニングが解決したことになります。

 

以前ならこの手の話はオカルトとして一蹴されていたのですが、今はアメリカの実業家がシンギュラリティ大学を作ったりするなど現実味を帯びてきています。

シンギュラリティ・ユニバーシティ - Wikipedia

 

 

 

○機械のユートピア

シンギュラリティが起きて機械が人間を超越したらどうなるのでしょう。ドラえもんの様な便利なバラ色の時代が来るのかはたまたターミネーターの様に機械が人類を滅ぼしに来るのか、それは誰にもわかりません。

 

個人的には機械のユートピア説を推したいです。(願望でもあるのですが)

 

翻訳こんにゃくのような全自動同時通訳(実際に開発中)でブロンド美女を口説いたり、全自動運転車(テキサス州では大型トラックの公道実験が認可された)で移動中にゲームをしたり、謎の物体をレンジでチンすれば最高級のステーキが出来上がってたり、マトリックス攻殻機動隊よろしく電脳世界に入り浸ったり、機械がすべての生産活動を行うから人間は自由気ままな生活を送ったり、医療技術の革命により不老不死になったりと素晴らしい未来を作る可能性がシンギュラリティにはあります。

 

 

SF映画で夢見たユートピアがたったあと30年後に待ってると思えばこのつらい世の中でもなんとか生きていこうって気になりませんか?(ボクはなりません)

 

ってな感じで、2045年を目指して来週から本格的に始まる新年度もなんとか生き延びていきたいものです。